村上春樹の新作長編小説「1Q84」が、5月29日に全国発売された。
東京都心では27日の午後から書店の店頭に並び、
報道によると、発売日の29日には68万部という信じられない数字を記録したという。
気になる内容は、1984年の日本を舞台にカルト教団の謎を描いているということで、
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のように、
2つの物語が交互に展開していく構成になっている。
私も早速、購入し、只今、熟読中。
ところで、「1Q84」といえば、
ジョージ・オーウェルの「1984」との関係。
1949年に、
ジョージ・オーウェルが
近未来小説として「1984」を刊行。
2009年に、
村上春樹が
近過去小説として「1Q84」を刊行。
そんなわけで、ジョージ・オーウェルの「1984」が気になり、近くの図書館で借りようと検索したところ、それらしき本がない。「1984」「1984年」で検索してもないのだ。
なので、さらに、調べてみると、
新訳版「一九八四年」が、6月25日に早川書房から発売されることが判明。
早川書房のHPによると、
「〈村上春樹『1Q84』刊行に合わせ、名作中の名作が新訳版で登場!〉全体主義に蝕まれた近未来社会の恐怖を描く、世界文学史上最重要の一冊が、大きな活字と新訳で甦る!」とのこと。
これは必見!
でも、本当に図書館にはないのかと、改めて調べてみたところ、
「世界SF全集・10」(1968・早川書房)に収められていることがわかり、早速予約。
「1Q84」と「1984」、これからじっくり読んでいこうと思っている。
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